人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ミニシアター1回10ドル

この前の木曜夜、ふとパートナーが
「この映画がずっと見に行きたかったから、今晩行こう」と言い出して、
家から徒歩5分のミニシアターにごはんをすませた後出かけてきました。

HPで上映時間を確認していると、
このミニシアター、会員システムがあります。
1年たしか18ドル、2年で28ドル払うと、
映画1回あたり1人10ドル(同伴者もう1名も10ドル)&
お誕生日には無料チケット1枚がもらえるすぐれもの。
つまり、無料チケット1枚もらえる時点で、
会員になると、ほぼモトがとれる仕組みです。

近日上映のラインナップだけでも見たい映画が目白押し。
ソフィアコッポラの『マリーアントワネット』(正式タイトル不明)、
アルモドヴァル監督の新作『ヴォルヴェール』、
役所広司もケイトブランシェットもブラピ出演の『バベル』、
フランソワオゾン君の最新作『Time to Leave』、
すでに上映中では、911後のテロリスト容疑者がアメリカの拷問刑務所に
送られるマイケルウインターボトム監督最新作(英語タイトル発音できず)、
イギリスのコメディ番組のキャラが1本の映画になったおバカ系コメディ、
などなど、2人分合計すれば、ここ数ヶ月見たい映画だけで、
50ドル以上は節約できちゃう優れもの。
それに家から徒歩5分以内というところもポイント高し。
ちょっとテレビを見る感覚で、ふらっと出かけて帰って来れる、
ジム同様、メンバーシップを最大限に生かすためには、
徒歩5分圏内って大切です、めんどくさがりやの私には。

ちなみに木曜日の映画は、
『ヘドウイックアンドアングリーインチ』の監督2作目『Short Bus』。
今年のカンヌでも上映された1本です。
内容は、端的に言えば、
人間の隠れたセックスファンタジーの解放みたいな話ですが、
それをいい意味で軽く描いています。
この手の他の映画と大きく違う点、それは、
ま、セックスシーンのオンパレード。
もちろん他の映画でもセックスシーンは登場しますが、
なんていうのでしょう、変に官能ぶらずに、むしろさっぱりめな感じです。
セクシャリティーの組み合わせに関係なく、ぜーんぶ見せます。
でも、とっても明るい感じなので、嫌らしさはありません。
むしろ笑えるシーンも多数。
が、見る人を選ぶ映画のようで、
上映開始後5分程度で帰ってしまうカップルもいました。
あれだけ、堂々と登場すると、日本でオリジナル版で上映するのは不可能。
ボカしを入れれば、映画の持ち味が半減して、
へんに嫌らしい、誤解される雰囲気を醸し出しちゃいそう。

異様に涼しい、というより寒かった木曜ですが、
本日週末は素敵な初夏日和。
家の近くに新しい公園がオープンして、
そのセレモニーがあるということで、散歩がてら出かけてきました。
司会はいつものごとく、ドラッグクイーンのクレモーンヌ。
フランス人ドラッグクイーンの彼女、
我が家近くのクラブの共同経営者に名を連ね、
下品なドラッグクイーンショーからは一線を引き、
むしろシドニーがスポンサーして、
市長さんがあいさつをするようなイベント系の司会などで活躍中。
よく見かけます、我が家近くの野外イベントに出かけると。
DJが曲を流したり、中国雑技団みたいなグループがパフォーマンスして、
市長さんもあいさつする和やかな雰囲気の中、
芝生の上で新聞を読んでごろごろしていましたが、
公園に到着直後、他の犬に追っかけられて、すっかりトラウマになった
我が犬は、早く帰りたくて仕方ない模様。
なので、もう帰ってきました。

だんだんこうやって気持ちのよい季節になってくると、
野外イベントが増えてきて、シドニーの魅力が引き出される時期な気がします。
近日の12月1日の世界エイズデー関連のイベントでは、
ボタニックガーデンで2kmのチャリティーウオークが来週末開催。
20ドル参加費を払うと、全額HIV関連団体に寄付される模様です。
1日には近くの大きな公園で、キャンドルナイトも予定されています。
その他、野外イベントじゃないけれど、
1月になると、「Sydney Festival」と称したパフォーマンス系のイベントが
2ヶ月近くにわたっていろいろな場所で開催。
レイフファインズもやってくるし、サンクトペテロブルグ劇団によるチェーホフ、
その他モダンダンスやら、バンドやら、ざくざく見たい公演が目白押し。
お値段もそんなに高くなくてだいたい30〜50ドル程度。
当日券は毎朝8時から25ドルで売り出すようなので、気軽に出かけられます。
もちろん2月に入れば、3月あたまのマルディグラ関連のイベントも続々と登場。
大きな公園では夜に芝生の上でピクニックしながら映画が見れるイベントも
始まるし、夏の夜をリラックスしながら楽しもう!的な雰囲気に浸れるのが
シドニー、いいです。楽しみ、楽しみ、初めてのこの街で過ごす夏。

しかしながら、もう11月も終わりに近づいているというのに、
まったく年末な雰囲気を感じません。
それもすべて、寒くないからなのでしょうか。
クリスマスという言葉もいろいろと耳にするようになりましたが、
これまた、寒くないクリスマス、実感がまったくわかない今日この頃です。
by sydneybeachboys | 2006-11-18 11:00 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(2)
Commented by dackies at 2006-11-19 08:37
「マリーアントワネット」の英語タイトルはそのまんま(笑)、ウィンターボトム監督のは「グワンタナモへの道」ですね。これは観たいと思っているのですが、なんせオットがあれですから、たぶんDVDになるのを待ってでしょう。我が家は1年に1回しか映画に行かない夫婦だったのですが、最後に映画館で観たのはなんとGosford Parkですから・・・何年前かしら? こういう人達には元が取れないパスですね(笑)。
夏にはドメインで映画もあればオペラもあるし、楽しいシーズンです。昨年のお正月のような猛暑にだけはならないでほしいと願うこの頃。涼しければ東京風のお雑煮食べにいらっしゃいね。
Commented by sydneybeachboys at 2006-11-19 13:23 x
dackiesさん
我が家もしょっちゅう映画に行く方でもないんですが、DVDを借りてまでして映画は見ないので、見たいなと思ったものは、映画館に通うようにしようと思ってます。幸いミニシアター近いですから。ドメインのオペラ、楽しみにしてるんですが、あれ、すっごい人混みなんですよね、もちろん。個人的にトイレに長蛇の列をなさないといけない野外イベント系苦手なので、ちょっとまだ考えてます。でも、ピクニックグッズもってオペラ鑑賞なんて日本じゃできなかったことですから、体験したい気持ちも。決められずにいます。一番の悩みはニューイヤーの花火です。見たことないので、一度ぐらいは生で見たいなーと思いつつ、これまた人混みを考えると、ぐったり。ベストなのは、オペラハウスでガラコンサートを鑑賞して、その後パーティーに参加!ですが、トータル1人360ドルの最低限の出費額は痛いです。なのでこれまた保留中。お正月、お雑煮大好きなので、もちろんお言葉に甘えちゃいますよ!!!
<< 久しぶりのお休み計画 オーストラリアポップコンサート初体験 >>