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あと一晩

カンガルー島3泊4日の旅から帰ってきました。
カンガルー島ですが、島全体が天然動物園で
アザラシとかペンギンとかコアラとかカンガルーとか
いっぱい見ました。
南オーストラリアは食材も新鮮でレベルが高いので、
なんとなく買ったお魚屋さんのシーフードとか
スーパーで買ったお肉とかがすごくおいしい。
私たちはお気に入りの食材ブランドが南オーストラリア州企業が
多いので、シドニーで買うよりも安いし、種類も豊富だし
と、本当に本当に素敵な州です。

肝心の母ですが、
オーストラリアの有名動物たちの写真を
撮ることができて、とても満足そうでした。

1日目、マクラレンベールのお気に入りワイナリー、
「D'ALENBERG」のレストランで
おいしいランチ中に、
とんでもない一言を母親から言われて、
一気に落ちたことを除いては、比較的順調に過ごした日々でしたが、
本日シドニー戻り後、ダーリングハーバーに出かけたい母親を
電車に乗っけて町中まで連れて行く際、
母親、最後に2人きりで過ごす時間ということで、
彼女の思いをぶちまけてきました。
「ここは自分が我慢すれば・・・」と言い聞かせ、
言い返さないようにしていましたが、
「あんたは家族を愛してない」だとか
「あんたの家族への態度を見ていると、日本人として恐ろしくなる」とか
またもやお決まりの一言「親にならない限りわからない」と
連発されて、さすがにここは一言と思い、
「あなたが私に何を言おうが、どう反応しようが、
こういう人生を自分は選んだのだから、
自分はそれがどんなことであっても受け入れるし、気にしないし、
他人の気持ちを私が理解しないと責めるのは自由だけど、
自分だって人の気持ちなんて、所詮他人なんだから
わからないってことだけは覚えておいた方がいいと思うよ」とだけ言ったら、
電車の中で母親、泣きました。

それでもダーリングハーバーの水族館は行きたいっていうし、
TimTamを大量に買いたいっていうし、
コアラパスタを買いたいっていうし、
それで最後のごはんはシーフードが食べたいとういことで、
フォーポインツByシェラトンのシーフードブッフェへ連れて行きました。
(ここからパートナーが合流したので、救われました)

確かにみなさんにおしゃっていただいたように、
お互いに慣れないことを慣れない環境でしているので
疲れるのかもしれません。
本当にこの1週間が長かったし、精神的にすごく疲れました。
「せっかくの機会だから親孝行を」と心から願っていましたが、
私がまだまだ甘くて、忍耐力が足りなく、
かつ母親に指摘されたように家族を大切にしないからかもといった理由で、
とっても複雑な思い出の数々を母親に抱かせた旅にしてしまったと思います。
鬼の子と思われるかもしれませんが、
次回また一人で・・・と言われたら、
それは今回がきっと楽しかったからまた来たいと思ってくれたにしろ、
断ります。
まだ私が子供過ぎて、正直彼女との接し方がわからずに
どうしても精神的なサポートをパートナーに求めてしまい、
パートナーもこの精神バトルに巻き込み、疲れさせてしまいました。
いまは早く明日になってくれて、
母親が安全に日本に戻ることを心から待ち望んでいます。

本当、家族って、なんなんだろうなと思います。
お互いにいろんな意味で期待して、苦しめ合って、
それでも付き合っていく価値があるのか、
または付き合っていかないといけないものなのか、
もし付き合っていくのであれば、
その理由はどこにあるのか?
家族だから・・・だとしたら、
じゃ、その家族って、何?と振り出しに戻るわけです。

明日からしばらくはとりあえず忘れたいです、このテーマ。
by sydneybeachboys | 2008-11-16 20:21 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(7)
Commented by rice at 2008-11-16 21:54 x
sbbさんの事を詳しく知らない者ですが。
お疲れさまでした。
家族。難しい問題ですよね。わたしは、父がとても嫌いですよ。
学生のころはよく叱られ、ぼこぼこに殴られたりしました。
本当にその頃は父が憎かったです。
今は、なんだかあと20年、30年もすればこの世にいない人なんだと思うと。
たまに電話で喋る時くらいは優しくできますかね。。。

考えだすと、疲れてしまいますよね。
あまり考えすぎず、リラックスしてくださいね。
Commented at 2008-11-17 04:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by twogirls at 2008-11-17 06:47 x
お疲れ様でした。
とにかくお疲れ様。

二度とないにしても、こうしてお互いが自分の思いを伝えあえたんだからそのことに拍手だよ。

お互い物分りのいいふりをして避けるこおともできたんだもん。
お互い嘘のない気持ちをさ。
きっと、お母さんのためにもよかったんだよ。どこかで気持ちを投げることは必要だもの。

投げたボールそのまま抱えさせるわけにはいかないからね。

とにかくとにかくお疲れ様。




Commented at 2008-11-17 07:18 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sydneybeachboys at 2008-11-17 18:19
コメントを下さった皆様
お一人ずつご返信を差し上げるべきところを皆様まとめてのご返信で申し訳ありません。本当に様々なご意見やお言葉、ありがとうございました。色々と精神的に辛かったけれども、少しは大人になった1週間でした。
Commented by どにし at 2008-11-17 19:02 x
締められた後ではありますが、お互いの気持ちがわかるなと思いながら読ませて頂きました。お母様も飛行機の中などでいろいろと考えれられているでしょうね。 少しずつでもお互いの本音がわかりながら理解していけるんだと思います。理解しようと思わなければ、そんなこと言わないし、口論にもなりませんからね。お疲れ様でした。
Commented by sydneybeachboys at 2008-11-19 18:25
どにしさん
ありがとうございます。やっぱりきれいな建前だけじゃ人間生きていけませんが、どこまで家族だからといってそれを見せてよいのかまだそのさじ加減がわからない感じです。30年以上家族やってるのに、本当、不思議です。
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