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カイリー、里帰りコンサート

どうも12月はクリスマスで実家に帰りたいのか、
カイリー12月にオーストラリア里帰りの模様。
シドニーは1公演だけ開催です。
チケット発売は9月5日。
パートナー、職場でチケット獲得戦、スタンバイです。

今週は、気になるイベント目白押し。
先週の金曜日からインド映画祭スタート。
たしか昨年のボリウッド映画でNo1の興行収入映画
『OHM SHANTI OM』(男優スターも有名)、
ボリウッドいち有名な女優アイシュワラ・ライの豪華絢爛時代劇
など、インド好きには見逃せません。
見に行く前にはカレーを食べて気分盛り上げて、出かけたいです。

あとは国境なき医師団が、シドニーオリンピックパーク
(オリンピック開催跡地)にて難民キャンプを再現。
学生時代にクロアチアの難民収容施設に
ボランティアに出かけたことはありましたが、
仮設テントとかのキャンプはどんな感じか知らないので、
こちらも気になります。

今日は久しぶりの雨模様。
特に予定もないので、夜は映画『ペルセポリス』でも
見に行くつもりでいます。
昼間は、パートナーがフラワーアレンジメント大会に
初挑戦中でして、不在で私1人なので、
本屋さんにでも行って写真集でも眺めてきます。
# by sydneybeachboys | 2008-08-31 09:57 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(2)

踊ろう!

本日はそれはそれは楽しみにしていた
Sneaky Sound Systemのライブ。
場所はエンモアシアターという1〜2000人程度終了の中劇場。
盛りを過ぎた外タレ公演(例えばTOTOとか)で
よく使われるアールデコの美しいシアターです。

一昨年、ゲイクラブイベントで小さなライブハウスで
見たこのバンドが、ニューアルバムが今週チャート1位に輝き、
数千人を集客するバンドに成長したことは、感慨深いものがあります。

もともと我が家周辺のテイストの強いバンドですが、
客層は、不思議な雰囲気。
まさに老若男女、セクシャリティに、
住むエリア(シドニーは住むエリアでライフスタイルや階級が分かりやすい)
も様々なおもしろいコンサートでした。

グルーブ感とパワフルなリードボーカルでぐいぐい引っぱり、
客席踊る、踊る、踊ります。
だぶん子供に「見たいから連れて行って!」とねだられた
本当に本当にフツーのレバノン人のお父さんも、
結構お金持ちそうな品の良さそうなお母さんも、
みんな手を挙げて、腰を振って踊っています。
普段パフで酔っぱらったときにしか踊らない
フツーのストレートのおデブなおっさんも、
いかにもゲイゲイダンスなマッチョなゲイグループも、
みんな踊っています。
もちろん、私たちも踊ります。踊り狂いました。

今後きっとさらにビッグになっていくであろうこのバンド。
もうそろそろこれ以上ビッグにはならずに、
手の届くところにいてほしいです。
やっぱり近所だと思うと、
自分たちのコミュニティのバンドであってほしいと願ってしまうのです。

全然関係ない話ですが、
最近我が家周辺のクラブやバー、
もちろんマルディグラなどの大きなダンスパーティーには、
警察が麻薬探知犬を連れてくるようにここ数年なっているのですが、
なんと、こんなたいしたことないライブ会場にも来ていました。
それも数十人単位で。
マリファナ吸ったり、パーティードラッグをやる人が
ちょっといそうな感じ程度の結構健康的な客層のライブで
PRのためだけに仕事するのなら、
本当の凶悪犯罪を取り締まってほしいと思います。
それにかわいそうな探知犬、
大音量のDJサウンドが響くライブ会場内を歩かせていました。
あれ、動物虐待だと思います。
パートナーは明日動物愛護団体に連絡するそうです。
そもそもこの公共の場での麻薬探知犬、
かなり違法性が高いという議論もあります。
というのも、警察はあくまでも「疑いがある」場合にしか
検査はできないはずなのに、
疑いがあるかどうかも分からないのに、この活動をすることが
公権力の乱用に当たるのではないかという議論だそうです。
いずれにしろ、あんな大音量の場所で、
犬が仕事をさせられるべきでは絶対にない!
断固として抗議します。

来月は、いまのオーストラリア音楽業界のトレンドである
ダンス&ロック融合ミュージックの先駆けバンド『Infusion』の
ライブが我が家近くのライブハウスであるので、
それでも見に行きたいなーと思っています。
# by sydneybeachboys | 2008-08-31 00:09 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(0)

お家探しは続く

地味に続けています、お家探し。
dackies家に先を越されました。
我が家の方が真剣度が高かった気がするのですが・・・。

とある人に
「お家(アパート含む)を買うときは100軒は見ないと」
とアドバイスされているシドニーでのお家探し。
もちろんまだ100軒も見ていなく、
その10%ぐらいしか見に出かけていませんが、
今だに自分らの優先順位を決められずに、迷ってしまいます。
そして迷っているうちに、他の人がオファーを出して買われてしまう
というパターンです。

さらに通常お家の下見は土曜日が多いのですが、
我が家はパートナーがスクールに通っているため、
土曜日には行けません。
かろうじて平日に見せてもらえるところを
会社を中抜けして見に行ったりしてます。
ただしこれは、土曜日の売れ残り物件が多くなります。
「ここ条件の割には安いよね」という物件は
たいてい最初の土曜日の下見後に誰かがオファーを出してしまうので、
自分らにチャンスが回ってくることはありません。

このパターンが多いエリアが、
シティ近くの最後のお買い得エリア、レッドファーン。
元々低所得者&犯罪の温床みたいなイメージの
レッドファーンですが、ロケーションのよさの割に
数少ないまだ発展しきれていないエリア。
ただしあと数年後には間違いなく生まれ変わりそうと
誰もが口にするエリアなので、
とりあえずお得な物件は、マーケットに出て数日でさようなら・・・。
誰もが、少しでも広くて、便利で、
将来さらに価値が上がりそうなエリアに買いたいのです。
もちろん自分らも。

本日も会社帰りに我が家から徒歩15分ほどの場所を見てきました。
販売予定価格38万ドル以上、
ウェアハウスを改装したマンションで、
1ベッドルームながら余裕のある作り、テラスも広い、
屋上のスイミングプールはリゾートっぽくて楽しげと
けっこういい感じの物件ですが、
問題は日が当たらないこと。
そしてマンション周辺もウェアハウスが多いので、
デザイン事務所やファッションのスタジオが多くあるものの、
スーパーなどのお店は近くにないし、
正直夜の雰囲気は危ない訳ではありませんが、
けっしていい訳でもありません。
あとバスが距離の割に異様に時間がかかる、本数が少ない、
そしてバスの目的地のせいか、乗客の客層がけっしてよいとはいえません。

こうなると、自分が
お部屋の広さが欲しいのか、
テラスの広さが欲しいのか
日当たりがほしいのか、
スーパーに近い場所に住みたいのか、
安全なエリアに住みたいのか、
外食が簡単に出かけられる場所に住みたいのか、
バスの本数が多い場所に住みたいのか、
マンションの管理費が安い場所に住みたいのか、
ヒップな場所に住みたいのか、
カフェが近くにある場所に住みたいのか、
オーガニックスーパーが近くにある場所に住みたいのか、
もう優先順位がまったくといっていいほとに
決められずに、現実逃避に走り、
予算外の物件である我が家周辺の3ベッドルームの
テラスハウスとかの写真を眺めて
「あー、いいなー。ここに住みたい」となるわけです。
あ、あともちろんマンションがペットOKかどうかも
大きな問題であります。

もう正直めんどくさくなって、
このまま今の賃貸のテラスハウスでハッピーと思いながらも
今後も毎年家賃が上がり続け、毎月かなりの金額が出ていくことを
考えると、やっぱりどこか買った方が・・・と思いつつ、
でもやっぱりめんどうくさくて・・・
とメビウスの輪のように堂々めぐりをしています。

さあ、どうするお家探し。
いつかロケーションも広さも日当たりも交通の便のよさも
すべてがそれなりにOKな納得物件に出合えることを
心から願っています。
# by sydneybeachboys | 2008-08-27 20:01 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(10)

デザイナーのスタジオにお買い物へ

先週の土曜日新聞を眺めていると
セール情報に
「AKIRAのシーズン遅れのお洋服やファブリックがセール。
安い!安い!」のお知らせが。

家の近所ということもあり出かけてみました。
場所はとあるウェアハウスビルの中、
どうも実際にAKIRAのスタジオスペースを
在庫整理バーゲンのために使用しているようです。

このオーストラリアを代表するデザイナーAKIRAですが、
その名の通りデザイナーさんは、日本人のイソガワアキラさん。
日本でもバーニーズとかでも売ってます。
通常のお値段は、もちろんとってもお高いです。
モード服ですから。
それがセールで最大80%とのことで出かけてみた次第です。

メンズもここ数年はじめていますが、
ほとんどメンズはなく、
あってもTシャツとかなんとなくのシャツみたいな感じで、
インドネシア製でこのお値段はないよなーと思いながら、
女子のお洋服は、すごいものは、すごい。
ハンドメイドビーズが縫い付けられたお洋服やら
凝ったパターンや丁寧な縫製、オリジナルなファブリック。
高いお洋服の中には、本当にその価値がある服もあることを
実感するのです。

セール会場ですが、モード服なんて
ほんのわずかな人しか着ないこの国、
もちろん来場者はほんのわずか、
週末のブティック程度の人ごみです。
そして来ているお客さんのファッションがおもしろい。
そんなおしゃれさんたちが、
試着室もないので、
みんなそのままパンツやスカート脱いで、試着してます。
売り物の大きな反物でパートナーや友人に隠してもらったりしてますが、
ほぼ丸見え。
各いう私もジーンズを脱いで、パンツ1丁になり、ショートパンツを試着。
そこまでしたのに、ごはんを食べたらボタンが止まらなくなりそうな
サイズだったので、断念しました。
受付をやっていたまるでモデルちゃんみたいな
かわいいスタッフ(お姉さん)に「あのパンツ似合ってたのに買わないの?」と
帰り際に質問されました。
ってことは、着替えの全貌をすべて観察されていたわけです。
減るわけでないので、いいですが。

このAKIRAのスタジオがあるセントラル駅周辺は
ファッションやグラフィックデザイナーのスタジオやオフィスが
たくさんあって、平日の昼間は
かなりのおしゃれさんが行き交うエリアだそうです。
(かといっておしゃれなお店があるわけではありません)
私はいつも週末もしくは平日の夕方以降しか
そのへんを歩いたことがないので、そんなおしゃれさんは見たことないです。

オーストラリアにもモード服を愛する人が
存在するんだなと初めて実感した日でした。
# by sydneybeachboys | 2008-08-26 12:12 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(0)

飛び込みゴールドメダリスト

いつのまにか始まり、そして終わったオリンピック。
ただでさえTV番組がおもしろくないこの国で、
さらにオリンピック中継が多くなり、
見る番組がなくなっていた2週間。
あまりオリンピックに乗っていませんでしたが、
唯一喜ばしいニュース。

日本でどれくらいニュースで取り上げられたかはしりませんが、
男子飛び込みのゴールドメダル、
それもオリンピック史上歴代最高点で
ゴールドメダルに輝いたマシューくん(20歳、オーストラリア)。
彼は今回オリンピックに出場した1万人の選手の中で
ゲイとして自分のセクシャリティをカミングアウトしている
10人の1人(それも男子では彼のみ)。

そんな勇気ある選手がゴールドメダルに輝きました。
よろこばしいです。

スポーツは、カピングアウトしにくい業界のひとつですが、
そこで自然にさらっとカミングアウトし、
それでまさかのゴールドメダルまで取ってしまったマシュー君、
大物です、20歳とまだ若いのに。
オリンピック前にゲイ新聞の取材に
「カミングアウトしたのは隠す必要もないし、
もちろんオリンピック当日には自分のパートナーにも来てほしい」と
答えていました。シドニー育ちの若い世代です。
もうセクシャリティが異性愛でないなんて
たいして自分にとっても問題でないし、周りにも問題ないんですね。

少しずつですが、オーストラリア(含む多分その他海外)では
ゲイのリーディングモデルとして、
こういった社会に認められる実績をあげる人たちが活躍しています。
それは日本のようにゲイと言えば「水商売」(芸能界だって水物)
しかイメージがない国とはやっぱり違うと感じます。
ちなみに今のオーストラリア、環境大臣は中国系のレズビアンです。
(この人は残念ながら、ゲイコミュニティでは批判の対象となっていますが)

やっぱり若いゲイの世代が暮らしやすい=既存世代にも暮らしやすい
社会を作り上げて行くには、
堂々と生きて、当たり前の権利を主張して生きていく必要があるのでしょう。

いずれにしろ、
こうやってまた一人、ゲイコミュニティに
世界に認められる一人の若者が誕生したことは、
10代でセクシャリティに悩んでいるゲイの若い子たちに
勇気を与える、すばらしいことだと心から思います。
10代のゲイの自殺率って、極端に高いので、
こういった若者の存在が、命をつなぎ止め、
自由に生きていくきっかけになってくれればいいです。

さあ、次は自分らに何かできる?
どんな生き様、背中を見せられるか?
ですね。
# by sydneybeachboys | 2008-08-25 19:17 | 日々の暮らし(シドニー) | Comments(4)